2015年4月13日月曜日

CF 534C. Polycarpus' Dice

問題

http://codeforces.com/problemset/problem/534/C
n個のサイコロがあってサイコロiの目は1〜diのいずれかが出る。
このn個のサイコロをふって出た目の総和がAだとする。
このとき、各iに対して「サイコロiの出た目の数としてあり得ない目の数」の種類数を求める問題。
例えば、普通の6面のサイコロを2個ふってその目の和が8だったら、どちらのサイコロも1の目が出ることはあり得ないため、答えは{1,1}となる。

解法

各サイコロiに対してその目の出うる目の数の下限と上限を考える。
「サイコロiがxを出して他のサイコロが全部本気出してもAには届かないよなぁ」
というxのうち最大のもの+1が下限で、これをx1
「サイコロiが本気出してyの目が出たとき他のサイコロが全部1の目になってもAより大きいなぁ」
というyのうち最小のもの-1が上限(の候補の一つ)で、これをy1
とおくと、
サイコロiのでうる目の値は
[max(1,x1) , min(y1,di)]
となる。あとはdiからこの区間内の整数の個数を引けば良い。

ただしn=1の時はA=出たサイコロの目のはずなので、di-1を出力すれば良い。


0 件のコメント:

コメントを投稿

アルゴリズムの理論研究の最高峰とは?

競プロで道具として用いられる様々な賢いアルゴリズムやデータ構造の多くは, 非常に賢い研究者たちによって発見されており, ほとんどは理論計算機科学の論文として国際学会の会議録や学術雑誌の形として出版されています. ここではアルゴリズム系の研究論文がよく出てくる様々な国際会議を紹介し...