2015年12月6日日曜日

東大受験記

2015年の夏に
東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻
を受験したので書いてみようかなと思いました。2015年1月から振り返ります。

1月 : 親に東大行ってみたいと伝える。
2月:春休み突入。なんか友人の一人が線形代数勉強してるとか言っててこわ・・・と思いながら自分も線形代数の復習を始める(斎藤正彦の本)
3月:おもむろにTOEFLを調べた結果、どうやらパスポートが必要だということに気づく。そしておもむろに自分のパスポートの期限が切れていたことに気づく。
4月:新学期に入り線形代数の勉強に飽きる。パスポートを作る。初めて都庁に行った。議員になりたいと思った。パスポートを作って満足し、TOEFLの申し込みをどんどん先延ばしにする。
5月:いつまでにTOEFL受ければいいのかを考え始める。調べた結果かなりヤバイということに気づく。慌てて申し込む。
6月:Graph Golfというコンペティションが始まり、熱中する。TOEFLを受けてあまりの難しさに抱腹絶倒する。Graph Golfに熱中する。
7月:過去問に取り掛かる。おもむろに絶望する。現実逃避にGraph Golfを頑張る。TOEFLのスコアレポートが東大に届いていないことが判明。おもむろに絶望する。
8月:なんとかTOEFLが間に合う。過去問に取り掛かるものの半分も解けないことに気づく。現実逃避にGraph Golfを頑張る。

試験1日目(共通数学):
 完全に諦めてもう試験をばっくれてしまおうと思ったもののさすがに良心が痛むので記念受験しに行く。とりあえず休憩時間は「夜は短し歩けよ乙女」を読む。問題を読んでおもむろに解く。

試験2日目(専門数学):
 1日目で思ったより答案が埋められたので受験会場に行くことを決意。「夜は短し歩けよ乙女」を読む。問題を読む。すると競プロとかでよく眼にするデータ構造に関する問題が出題されているのを見て勝利の予感を感じる。おもむろに手を動かして気づいたら他の問題の答えが出来上がっていたことに気づく。
 試験終了間際になって色々ミスをしていたことに気づくものの、当初の想定よりもかなり出来が良かったので嬉しく思った。しかし受かるとは思えなかった。

口頭試問:
 どうせ落ちると思っていたので「夜は短し歩けよ乙女」を携えながら普通の私服で会場に向かう。すると周りの人がみんなスーツでビビる。

合格発表:
 なんかTwitterみたらTLで合格番号の紙の画像が貼られていたのを見つける。なぜか自分の番号が載っているのを確認。一応自分の目で確認する。最後に自分の指導教員が自分の第一志望の先生であることを確認して喜ぶ。

教訓:
・割とかなり早い段階から準備していたがTOEFLの申し込みが非常に遅れてしまったことが非常に悔やまれる。
・そもそもTOEFLの対策を全くしなかったというのは論外だと思う。
・過去問が解けないからと言って無意味に絶望してもしょうがない。
・ダメ元でも受験会場には行ってみるべき。
・東工大よりも喜ぶ親戚は多い。

やっていてプラスになったなと思ったこと:
・線形代数(斎藤正彦)
・東工大の院試の過去問(割とかなりやってて、東工大を解けるようになるために色々勉強しようと思って色々勉強したら色々知識が増えた)
・「エレガントな問題解決」(オライリーの本)

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